スマイルコード湖西鷲津校です!
私たち人間はそれぞれ色々な性格を持っていますよね。
生徒さんの中にはコツコツ頑張れる子もいれば、「飽きっぽい」子もいます。
一概には言えませんが、
飽きっぽいよりはトコトンやれる方が何とな〜く、いい感じがしますよね。
興味を多方面に持てるという見方をすれば飽きっぽさも能力の一つなのですが。
今回は「飽きっぽい」を「特定の物事をトコトン深掘りできない」という意味と定義します。
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飽きっぽさを生む原因
「飽きっぽさ」を生む原因はいくつか考えられますが、特に以下のような要因が影響していると思います。
1. 新しい刺激を求める脳の仕組み
人間の脳は、新しい情報や刺激に反応しやすく、同じことを続けると「報酬」が減少してしまう(ドーパミンの減少)。
そのため、新しいものに興味を引かれやすく、飽きやすくなる。
2. 目標設定の仕方
短期的な目標や表面的な興味で始めると、深く掘り下げる前に飽きてしまう。
逆に、長期的なビジョンや意味を見出せると継続しやすい。
3. 環境の影響
周囲の環境が変化しやすいと、新しいことを求めるクセがつく(例えば、スマホやSNSで常に新しい情報を得られる現代)。
逆に、刺激が少なすぎても、すぐに「つまらない」と感じてしまう。
4. 努力に対する耐性
すぐに成果が出ないとモチベーションが下がりやすい。
物事を続けるには「成果が出るまでの我慢の期間」が必要だが、これに慣れていないと途中でやめてしまう。
5. 選択肢が多すぎる
選択肢が多いと、「もっといいものがあるのでは?」と考えてしまい、ひとつに集中できない(選択麻痺)。
例えば、趣味が多すぎると、一つひとつが浅くなりがち。
6. 自己理解の不足
自分の本当に好きなもの、やりたいことが分かっていないと、表面的な興味だけで始めてすぐ飽きてしまう。
逆に、「なぜこれをやるのか?」が明確だと、多少の壁があっても続けやすい。
7. 過去の経験
途中でやめることが当たり前になると、「また飽きるだろう」という思考パターンができてしまう。
逆に、続けた経験が多い人は「続けるのが当たり前」と思うようになる。

授業においては特に赤線を引いた部分が多いように感じます。
「飽きっぽさ」とどう向き合うか?
飽きっぽいこと自体が悪いわけではなく、新しいものに挑戦しやすいというメリットもあります。
ただ、何かを継続したい場合は、
- 「なぜやるのか?」を明確にする
- 小さな成功体験を積み重ねる
- 適度な刺激を入れて継続を工夫する(環境を変える、ルールを作る)
- 「やめる」ことが悪いとは限らないと認識する(やめても別の形で活かせる)
という方法で、自分に合った継続の仕方を見つけるのが大切です。
また、「頑張った上で結果が出る」「頑張った上で結果が出ない」という2つが大切で、
後者を理由に途中で辞めてしまう。結果「飽きっぽい」という状態になっている場合が多いです。
基本的に何かに挑戦する時には「頑張った上で結果が出ない」という事が殆どです。
結果が出ていなくても「頑張る」ことを続けていくのが大切です。
例えば途中で辞めて別の全く違うものがサクっと出来てやっぱりやめて良かった!
というある種の成功体験をしてしまうと危険です。
やめる理由は誰でも簡単に作れます。
続けても結果は出続けない気がしてしまうものです。
全然できなくて、頭を抱えていた子が「できた瞬間のなんとも言えない表情」を僕たちは見たいと思っています。
あの壁を乗り越えた瞬間の「やった!」という感情をどの子にも感じて欲しいと思っています。
そのためには、いきなり答えを聞いてくるような質問の仕方をしていてはいけません。
質問をしてきた時にマウスを操作しながらなど、「ながら」で話を聞くのではく「話の聞き方」を身につけなくてはいけません。
こういった所作を身につけるためには基本となる「靴を揃える」から入る必要があると思います。
スマイルコードがプログラミングだけではなく、「教育に本気」なのは答えを教えるだけの教室ではいけないと思っているからです。