今や大人だけでなく。子どももスマホを持っていて当たり前の時代になってきましたね。
うちの教室でも小学校高学年になるとスマホをもっている子の方が多い印象です。
スマホは仕事にも使えるし、遊びにも使えます。
子どもは電話やメッセージ以外にも、ゲームにも使えるため楽しい電子機器です。
とはいえ、スマホの利用は「大人なら仕事」、「子どもなら宿題や家での自習」などに悪影響を与えるのでしょうか。
ネットサーフィンをして得られた情報をまとめてみました。
情報の元はGIGAZINEさんです。
1. メールの中断がパフォーマンスを上げる場合もある?
カナダのクイーンズ大学スミス・スクール・オブ・ビジネスのShamel Addas氏は、「仕事中に受け取るメールが能率にどう影響するのか」を明らかにするため、B2Bの営業担当者365人を対象に調査を行いました。その結果はちょっと意外なものでした。
- 担当業務と無関係なメール
→ 作業が中断されるとストレスが高まり、パフォーマンスも下がる - 担当業務に関連するメール
→ 中断でストレスは高まるものの、パフォーマンスそのものは向上する傾向
Addas氏によると、「重要な情報が含まれたメールは、仕事のヒントになったり問題をスムーズに解決できたりするので、単なる中断とはいえプラスの効果もある」とのこと。ただし、こうした中断が積み重なるとやはり疲労やストレスにつながるので、メールをチェックする時間はある程度まとめて処理するのがベストだと指摘しています。
提案
- メールを確認するタイミングを一日の中でいくつか区切りを作り、まとめて読む
- 重要なメールをフィルタリングで優先表示するなどして、「無関係メール」で中断しなくて済む仕組みを整える
2. 1日22分だけゲームやSNSをするだけで幸福度アップ?
アメリカのカンザス州立大学で心理学を研究するSooyeol Kim氏らは、さまざまな業種で働く72人のフルタイム労働者に協力を仰ぎ、勤務中のスマートフォン使用状況をモニターしたうえで、終業後の幸福度を調査しました。
- マイクロブレイク(小休憩)の存在
参加者は、FacebookやTwitterをさっとチェックしたり、ゲームアプリ(「Angry Birds」「Candy Crush」など)で数分遊んだりする「マイクロブレイク」を1日数回とっていた。 - 1日の合計は平均22分
8時間勤務の中で合計22分ほどがこの小休憩に充てられていた。 - マイクロブレイクの効果
こうした短い休憩を取っていた従業員のほうが、取っていない従業員よりも幸福度が高かった。
もちろん、勤務時間中に1時間もゲームをしてしまうと仕事への悪影響は明らかですが、1~2分程度の短いリフレッシュなら、ストレスをうまく解放し心をリフレッシュできるというのが研究チームの見解です。
提案
- 自己管理できる範囲で「1~2分の気分転換」はむしろパフォーマンスを維持する手段になる
- SNSやゲームが苦手な方は、数分だけストレッチをしたり、心地いい音楽を聴いたり、コーヒーブレイクをとるのも同じ効果が期待できる
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3. まとめ:中断や遊びを“味方にする”働き方を考えよう
上記2つの研究から分かるのは、「仕事中の中断」や「スマホいじり」は一概に悪ではないということです。むしろ、メールやSNSの活用次第では、業務効率を上げたりストレスを軽減したりできる可能性があります。
- 無関係な中断はできる限りまとめ、こま切れに発生しないようにする
- 仕事に必要な情報が含まれるメールならパフォーマンス向上につながることがある
- 1日数回、数分のマイクロブレイクで心をリフレッシュさせ、幸福度を高める
「仕事=集中しっぱなしが正解」というイメージを一度リセットして、“中断や遊びをどう活かすか”に目を向けてみてはいかがでしょうか。ちょっとした調整だけでも、日々のストレスが減り、仕事のパフォーマンスや幸福度が上がるかもしれません。
よりよくするための追加提案
- 「自分のルールを設ける」
- 例:1時間に1回、5分だけSNSを見てもOK、業務メールは2時間おきにチェックなど
- 自分で決めたスケジュールなら守りやすく、メリハリをつけやすい
- 「チーム内での合意形成」
- 上司や同僚とも「メールの返信タイミング」や「短い休憩のとり方」を共有し、周囲の理解を得ることで、仕事全体を円滑に運べる
- 「ツールの見直し」
- メールやチャットツールを使いこなすリテラシーを磨き、「重要度順に通知」「不要な通知はオフ」など仕組みづくりを徹底。
- スマホのアプリを整理し、休憩時に短時間で楽しめるアプリだけを残すのも有効
以上が、内容をシンプルかつ明確にまとめたコラム風の文章です。ご参考になさってください。